美術図書出版 紫紅社ロゴ

送料全国一律 330円(沖縄・離島を除く)
税込 4,500円以上のお買い上げで送料無料
(沖縄・離島は税込 11,000円以上)

名物裂 上巻

名物裂 上巻 中身を見る

中身を見る

名物裂 上巻 基本情報

商品コード 9784879405852
著者 京都国立博物館 (編)
出版社 紫紅社
税込価格 27,500円
在庫
ご注文
シェア
お問合せ 問い合わせフォームへ

『名物裂 上巻』について

裂の中に秘められた美を表現する技を解明し、その原点を探る。

百万石の富を背景に偉大な文化を構築した加賀前田家。そこに伝来した名物裂の名品を、精巧なカラー印刷により可能な限り原寸大で収録。さらに拡大写真、挿図を用いて糸の撚り、絡み、文丈、窠間(かかん)幅など、組織を徹底的に究明し、茶の湯において表具や仕覆(しふく)に重要視される名物裂を、染色技法から研究した画期的な典籍。上巻:金襴・緞子。下巻:錦・風通 他。

「序」より

名物裂は、周知のように中世以来外国から輸入され、禅僧の袈裟や唐絵、唐物の表装や仕袱に用いられた裂類で、後にはそのものをも名物裂とよんで、とりわけ重視してきたものであります。

その種類は、金襴・緞子をはじめとして、錦、風通、繻珍、天鵞絨、印金、紗、絽、間道、茶宇、海気、モール、更紗などと多様で、中国 (宋、元、明、清時代)、インド・東南アジア (16世紀〜17世紀) などから船載されたものが中心であります。これらの見事な染織品に接しますと、優れた美意識によって選択し、しかも鄭重に伝えてきた先人の努力が鮮やかによみがえり、深い感動をおぼえます。また一方、これらの裂類は、当時の日本の染色界の眠りをさます役割をはたし、日本染織発展にあたえた影響ははかり知れないものがあります。

言語 日本語 (英文概説・目録付き)
装丁 B4判/布装上製本函入
ページ数 210ページ
本のサイズ 37 x 26.5 x 2.7cm / 2.3kg
ISBN-10 487940585X
ISBN-13 9784879405852
英名 Meibutsu-gire: 13th to 18th Century Chinese Silk Brocade Weaving
英語表記 Summary and list of plates in English included