正倉院・法隆寺伝来裂
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正倉院・法隆寺伝来裂 基本情報
商品コード | 9784879400192 |
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著者 | 吉岡常雄 |
出版社 | 紫紅社 |
税込価格 | 6,600円 |
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『正倉院・法隆寺伝来裂』について
秘蔵の裂の数々。手にとるように拡大。裂の裏面も原色で収録。
日本の文化の創生期、飛鳥・天平時代の遺宝は今日も法隆寺、奈良正倉院に伝えられるが、その一部の秘宝は、民間に流出している。とりわけ染織品は小片となって好事家に上代裂と称して珍重されている。本書はそれらの82点をカラー原寸大で収録し、正倉院展などで見られない裏面も収録した貴重な典籍。
「正倉院・法隆寺伝来の裂に寄せて」吉岡常雄
正倉院の、染織をも含めた絵画、仏具、木工、調度、楽器、面、装身具、ガラスを含めた飲食器など夥しい宝物類は、天平勝宝4年 (752) の東大寺大仏開眼会という大セレモニーに端を発し、753年仁王会 (にんのうえ)、756年崩御された聖武天皇の葬儀用品、そして最も重要な、光明皇后による聖武天皇の遺愛品の東大寺への献納がその成立となった。湿度の高い日本の風土にかなった校倉造 (あぜくらづくり) の宝庫の中で、幾たびもの戦乱、動乱をくぐり抜け、一千年以上もの長きにわたって大切に伝えられてきた、日本はもとより世界の貴重な遺宝群の一つといっていい。
本書に収録した裂類は、この正倉院宝物が明治の初めに少量流出したものの一部と見られており、経綿、緯綿、綾、羅、紗、絁 (あしぎぬ)、染織技術では﨟纈、絞り、夾纈、繊維材料では、絹、麻と、7世紀から8世紀にかけて日本および中国周辺で用いられていた染織技術と材料がほとんどあって、往時の染織と色彩を研究鑑賞するに充分なものがそろっており、保存状態もよく、小片ではあるが、さながら上代裂の手鑑となっている。
装丁 | B4判/布装上製本 |
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ページ数 | 48ページ |
本のサイズ | 37.3 x 26.3 x 1.5cm / 0.96kg |
ISBN-10 | 487940019X |
ISBN-13 | 9784879400192 |
英名 | Shoso-in and Horyu-ji Gire: 7th and 8th Century Textiles |
英語表記 | Summary and list of plates in English included |