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日本のデザイン9:
藤・柳・春夏草

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日本のデザイン9: 藤・柳・春夏草 基本情報

商品コード 9784879405609
著者 吉岡幸雄 (編集)
出版社 紫紅社
税込価格 7,480円
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『日本のデザイン9: 藤・柳・春夏草』について

桜、紅葉、松竹梅、源氏物語、詩歌……日本には、こんなにも美しい文様があった。

絵画、陶磁、漆芸、木工、金工、染織、書などあらゆる分野の美術工芸品に展開される文様の推移と時代的特徴を体系的に紹介する、日本の美術工芸の総集編、「日本のデザイン」全16巻 (収録点数3千余点)。32のテーマに分類して日本の文様美をオールカラーで集大成。

第9巻は、「藤・柳・春夏草」がテーマ。藤の花は、日本人が好きな淡い紫色で、その花房を垂らすさまは優美で気品がある。『源氏物語』の藤壺の女御も、文字どおり美しく聡明な女性であり、清少納言も長く垂れ下がった藤の花を「いとめでたし」と称している。

この巻に同時に収録されている柳も藤と同じように枝葉を長く垂らす、繊細で流麗な風情が日本人の好むところであり、多くの場合流れる水とともに配され、どの図版も見ていて心地よい。

また、萌え出ずる春草や、朝顔をはじめとする夏草の数々が、絵画はもちろんのこと、蒔絵に衣裳に、壺や皿に意匠化されて鮮やかによみがえる。

本書の紹介動画

「武具のなかの季節」より

鞍や鐙、拵 (こしらえ) や鐔といった武具を飾る意匠にも“季節”が介在する。考えようによっては、殺人というもっとも明快で求心的な属性をもつ武具に、およそ似つかわしくない装飾を施そうとする人間とは、不思議な生き物だ。竜虎や鷹などの意匠ならまだしも、その対極にあるべき藤や百合・紫陽花が意匠に用いられているのである。

「日本のデザイン」シリーズ(全16巻)
第1巻 源氏物語
第2巻 秋草
第3巻 牡丹・椿
第4巻 桜
第5巻 鳥・蝶・虫
第6巻 伊勢物語・詩歌・能楽
第7巻 松・竹・梅
第8巻 人
第9巻 藤・柳・春夏草
第10巻 獣・魚・貝
第11巻 菊・紅葉
第12巻 風月山水
第13巻 吉祥
第14巻 五穀・蔬菜・果実
第15巻 器物
第16巻 縞・格子・割付

執筆 切畑健、矢部良明、灰野昭郎、狩野博幸、小林忠、長崎巌ほか
ページ数 198ページ
本のサイズ 29 x 29 x 1.8cm / 1.5kg
ISBN-10 4879405604
ISBN-13 9784879405609