吉岡幸雄が選んだ今月の色
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ツイートする「染司よしおか」五代目当主、吉岡幸雄氏に毎月、日本の色にまつわる様々なお話をしていただくコーナーです。紫紅社特製カレンダー付き壁紙とともに、毎月月末に更新の予定です。

7月 藍(インディゴブルー)

紫紅社刊『日本の色の十二ヶ月』(吉岡幸雄・著)
インディゴブルーと出藍の誉れという言葉」より

藍は夏の色である。

涼やかな麻布を、藍の (かめ)のなかになんどか浸けていくと、その色は甕覗 (かめのぞき)浅葱 (あさぎ) (はなだ)という色名があるように、しだいに濃く染め上がっていく。最後に桶に水をいっぱい張って、そこに甕から引き上げた布を入れる。どんどん水を足して、あふれさせながら、布を繰っていく。流水のなかを、藍の布がくねりながら泳いでいるさまは、あるときは空のようであり、あるときは海にもみえて、夏の光を涼やかに反射させる。

藍で染められた布はだれの目にも親しみを与えるものだ。

初めて宇宙を飛んだソ連のガガーリン少佐が、「地球は青かった」と語ったことを私は子供ながら印象強く思った。

日本人で最初に宇宙を飛んだ元TBS記者の秋山豊寛さんとある雑誌で対談する機会があった。秋山さんは色彩のことに、たいへん興味を持たれていて、そのときの話のなかで、

僕はブルーがすごく好きなんですよね。宇宙船からみると宇宙は本当に真っ黒なんですよ。しかし地球の輪郭から、だんだんその真っ黒な宇宙に行くとき、大気は青くみえるんです。地上十一キロぐらいの対流圏から上がって、どんどん成層圏になって、五十キロとか百キロとか、そこに向かって、ずっと青く輝くようなものが、だんだん黒に変化していくんですね。この色の変化がすごくきれいなんですよ。黒とのすれすれの部分の所がインディゴブルーなんです。その青が何とも言えない。

といわれた。

つづきは、『日本の色の十二ヶ月』(吉岡幸雄著)
「インディゴブルーと出藍の誉れという言葉」
でどうぞ。

紫紅社刊「よしおか工房に学ぶ はじめての植物染め」より
『よしおか工房に学ぶ はじめての植物染め』
蓼藍生葉染めのストール

7月カレンダー付き壁紙

王朝のかさね色辞典(紫紅社刊) より、染司よしおか制作、「流水の襲 (かさね)」植物染めの作品を壁紙にしました。

カレンダー付き壁紙

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『王朝のかさね色辞典』吉岡幸雄著

日本の伝統色 ミニ知識

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